“ラクにしていい”って言ってあげたい。 繊維業界の現場から働き方を見直す旅のはじまり


はじめに

こんにちは。山本宏征です。
今回のブログは、私自身がなぜ“働き方”に向き合い始めたのか、
そしてどんな想いでこの発信を続けていきたいのか、原点のお話を綴ってみようと思います。


■ 繊維業界で育った私の視点

私は繊維業界に15年以上身を置いてきました。
繊維卸、スポーツメーカー、そして商社など、立場を変えながらずっと「モノづくり」に関わってきました。

この業界のすごさも、しんどさも、両方見てきた自負があります。
手間を惜しまない丁寧な仕事、高い品質へのこだわり。だけど一方で、
「なぜこんなにも手間がかかる方法を、今も続けているんだろう?」
そう思わずにはいられない場面にも何度も出会ってきました。


■ 発注書は、手書き。パソコンは、共用で2台。

最初に入社した会社は、営業10人に対してPCが2台。
電話はそこら中で呼び出し音が鳴り響き、電話口での会話が飛び交う職場。
FAXは毎日紙を補充するのが最初の仕事でした。

発注書や請求書はすべて手書き。新人の私たちは自分の発注書は自分で作成するのが仕事。
少しでも間違えれば、オーダーミスにもつながるため神経を使う作業でした。

「なんで手書きでやるんですか?」

そう言いたくなるような非効率な風景が、当たり前のように存在していたんです。


■ Excelで作った一枚の発注書テンプレが、会社を変えた。

発注書を作成するのに1枚あたり10~15分かかっていました。
しかもミスがないように入念なチェックが必要。
書き間違えたら余計に見づらくなってしまいミスにつながります。

これから営業として仕事をする上で売り上げが増えれば増えるほどに発注書作成の時間が増えると考えたら、このままでは必ず上手くいかなくなる…
営業出たての新人ながらそう感じていました。

そこで私は上司に許可を頂き、自腹でノートPCを買い、発注書のテンプレートを作りました。

会社名を選べば住所が自動で出てくる程度の、なんてことないExcel。
でも、それを使ってみたら…
「めっちゃ楽やん!」「これ、もっと早く欲しかった!」
職場の皆からそんな声が聞こえてきて、ただ嬉しかったのを覚えています。

それまで15分かかっていた発注業務が1分に。
結果的にそれが、会社全体でパソコン導入が進むきっかけになりました。(たぶん…)

このとき私は初めて、**「仕組みが変わると、働き方も変わる」**という手応えを得ました。


■ なぜ音声配信を始めたのか?

私は発信が得意ではありません。
どちらかといえば「影で支えるタイプ」です。
でも、このまま“知っている人にしか届かない支援”をしていても、
助けられる人は限られてしまう。

そこで始めたのが、音声配信でした。
現場にいる方、経営者の方、業務を抱えて悩んでいる方に、
「あ、分かる」「それ、自分にもある」
と思ってもらえる小さな気づきを届けたくて、毎朝5分の配信をはじめました。


■ “わかる・できる・変わる”のきっかけに。

私が目指しているのは、“大げさな改善”ではありません。
その場で気づき、
「ちょっと試してみようかな」
と思えるような、等身大の変化のきっかけです。

現場にいる人こそ、
「自分がもっと頑張れば…」「誰も分かってくれないけど…」と、
一人で抱え込んでしまうことも少なくありません。

でも本当は、「仕組みのせい」であることも多いんです。


■ 最後に

このブログや音声配信が、
「ラクしていいんだ」「変えていいんだ」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

忙しい毎日の中で、
“わかる・できる・変わる”を一つずつ増やせるように。

DXというと遠い存在で、自分達には関係ないと思いがち。
でも、”小さな業務改善をデジタルの力で行う”は誰にでも当てはまり、出来ることです。
その結果が”DX”だと私は考えています。
だから、ITツールやアプリを導入したらからDXではありません。
導入しても使わなければ意味がありません。
ましてやツールを入れて仕事が増えたら本末転倒なんです。

私は
誰もが少しでもラクに、前向きに働けるように。
いつまでもその仕事が長く続けられるように。

それを実現するために業務改善のサービスをこれからも提供し続けます。


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